パックス・ブリタニカからパックス・アメリカーナに変わった理由とは?

 

 

パックス・ブリタニカ(イギリスによる平和)とは、19世紀初頭から20世紀初頭にかけてのイギリスの空前の繁栄ぶりを指す言葉で、古代ローマ帝国の「パックス・ロマーナ」(ローマによる平和)に由来しています。「帝国の世紀(imperial century)」とも呼ばれています。

 

18世紀にいちはやく産業革命を成し遂げたイギリスは、その圧倒的な工業力と海軍力(シーパワー)により世界帝国を築き上げ、「世界の警察」として世界の秩序を保っていたのです。

 

パックス・アメリカーナへ

19世紀半ばから、ウィーン体制の崩壊で帝国の基盤が揺らいだのに加え、工業化で急激な発展を遂げたドイツやアメリカが、イギリスの覇権を脅かすようになりました。

 

そして第一次世界大戦でイギリス経済は大打撃を受け、戦後植民地を維持することが困難になり、連邦制に移行するとともにパックス・ブリタニカは終焉を迎えたのです。

 

国際社会で覇を唱える超大国の座はアメリカにとってかわられ、パックス・アメリカーナの時代に移行したのです。