科学革命と啓蒙思想の関係とは?

科学革命と啓蒙思想の関係を教えてください。

啓蒙思想というのは、17世紀後半に登場した、教会の権威や封建主義的考えを否定し、批判的精神、懐疑精神を重視する思想のことで、フランスのベール(1647‐1706)やフォントネル(1657‐1757)が先駆者として知られます。

 

そして科学革命と啓蒙思想はどちらかが一方に影響を与えたというより、相互に影響を与えあったという方が正しいでしょう。

 

科学革命が啓蒙思想の原動力に

啓蒙思想が広まる前、ガリレオ・ガリレイ(1564-1642)やアイザック・ニュートン(1642‐1727)などが先駆けとなり、観察や実験によるデータ分析で合理的・客観的に物事を思考する文化が根付き、その結果、急速な科学の進歩、科学革命が起きています。

 

この実績が後に興る啓蒙思想の説得力を補強し、ルイ14世の死後一気に拡大、18世紀に最盛期に達し、以後ヨーロッパ思想の根幹を成しました。

 

ルイ14世は王権神授説に基づき専制主義政治を推し進め、プロテスタントを弾圧した。啓蒙思想はそんな彼の体制への反発から生まれ、彼の死にともない急速に普及していった。

 

そして理性を重視する合理主義的な考え方は、科学の発展を促進し、のちに産業革命という人類の生活に大変革を引き起こす原動力になるため、科学革命も啓蒙思想も互いに影響を与えているのです。