イギリス文学の特徴や有名な作品

イギリス文学とは、イギリスで英語により書かれた文学と定義することができます。ゲルマン民族一派でイングランド人の祖先アングロサクソン人の文学に源流を持ち、ノルマン・コンクエストにともなう大変革を経て、独自の発展を遂げてきました。

 

 

イギリス文学の簡易年表

8世紀

イギリス文学最古の作品とされる『ベオウルフ』が書かれる。

 

11世紀

フランスのノルマンディー公によるイングランド征服(ノルマン・コンクエスト)により、大量のフランス語の語彙がイギリスにもたらされ、イギリス文学は大きく変容していくこととなる。

 

12世紀

イギリス先住民族ブリトン人の王の伝説を書いた『アーサー王伝説』がフランス語に訳される。

 

16世紀

大陸ヨーロッパのルネサンスが伝播し、ヒューマニズム的な作品が増えるようになる。トマス・モアの『ユートピア』などが代表作として挙げられる。

 

イギリス文学の有名作品一覧

  • 『ベオウルフ』(8世紀)
  • 『アーサー王の死』(1485)
  • 『ユートピア』(1516)
  • 『ガリバー旅行記』(1726)
  • 『ロビンソン・クルーソー』(1719)
  • 『パミラ』(1740)
  • 『トム・ジョーンズ』(1749)
  • 『自負と偏見』(1813)
  • 『エマ』(1815)
  • 『種の起原』(1859)
  • 『テス』(1891)
  • 『フォーサイト家物語』(1922)
  • 『タイム・マシン』(1895)
  • 『荒地(あれち)』(1922)
  • 『ユリシーズ』(1922)
  • 『インドへの道』(1924)
  • 『怒りをこめてふり返れ』(1956)
  • 『ラッキー・ジム』(1954)
  • 『土曜の夜と日曜の朝』(1958)
  • 『蝿(はえ)の王』(1954)
  • 『黄金(おうごん)のノート』(1962)