ヨーロッパで雨が多い地域・少ない地域

 

大陸に吹き付ける水分豊富な偏西風の影響で、全体的にヨーロッパでは雨が多いです。しかしヨーロッパといっても広大な地域ですので、地域によって雨量、雨期に違いがあります。

 

 

地域別降雨状況

東ヨーロッパ

大陸性気候により、1年通して雨が少ない。(黒海沿岸やバルト海沿岸をのぞく)

 

西ヨーロッパ

西岸海洋性気候により、1年通して雨が降るが、季節による雨量の変化は少なく一定。 ※日本の降雨に一番近い。

 

南ヨーロッパ

地中海性気候により、夏は極端に雨が少なく、冬に雨が多くなる。

 

北ヨーロッパ

夏以外の季節は雨の日が多い。ヨーロッパでもっとも雨が降る地域。

 

北西ヨーロッパに雨が多い理由

北西ヨーロッパ地域はヨーロッパの中でも特に雨が降りますが、これは多分に水分を含んだ偏西風の影響が大きい地域だからです。特にスウェーデンノルウェーといった北欧南西部は雨が非常に多いことで知られています。逆に偏西風の影響があまりおよばない、内陸の東欧諸国については、一部をのぞきあまり雨が降りません。