北欧神話における「死者の国(地獄)」とは?

北欧神話における「死者の国(地獄)」とは、ヘルヘイムのことをいいます。

 

ヘルヘイムは世界を体現する巨木、ユグドラシルの地下にあるという氷の国、二ヴルヘイムの一部分であり、ロキの娘であるヘルによって支配されています。

 

 

北欧神話における生死観

二ヴルヘイムは、北欧神話の「九つの世界」の最下層に存在すると言われています。

 

二ヴルヘイムは氷の国とされていますが、その中央には煮えたぎる泉、フウェルゲルミルが湧き出ており、黒龍ニーズへッグやその配下の無数の蛇が棲んでいます。

 

北欧神話における死者の国ヘルヘイムは、そんな二ヴルヘイムの一部分にあたります。

 

北欧神話では老衰や病死は不名誉とされており、ヘルヘイムにはそのような死に方をした人間が送られるのですが、ヘルヘイムでは、仏教における地獄やギリシャ神話のタルタロスのように、刑罰が科されることはありません。

 

ただし二ヴルヘイムに送り込まれてから、ヘルヘイムにたどり着くまでの道は大変険しい上、辿り着いたところで死の女神のもと、ガルムという怪物の番犬に監視されながら、何の楽しみも幸せもなく、ただただ暮らすだけという毎日が待っています。

 

二ヴルヘルとは

二ヴルヘイムには、ヘルヘイムのほかに、二ヴルヘルという冥界もあります。

 

二ヴルヘルは、ヘルヘイムに送られてきた人間のうち、ヘルの裁きによってさらに悪いとされた人間が送られる場所です。