欧州連合(EU)の起源は、1951年のパリ条約にもとづき設立された「欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC) 」にあります。
この機関は、長らく争奪の的であった鉄鋼や石炭を共同管理することを目的としており、フランス、西ドイツ(現ドイツ連邦共和国)、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの6ヶ国が最初の加盟国となりました。
欧州連合の起源といえる欧州石炭鉄鋼共同体設立時のシンボル。☆の数は加盟国数(フランス、西ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)を表す。
そしてこの6か国が母体となり、1958年にはローマ条約にもとづき「欧州経済共同体 (EEC)」 、そして1993年にはマーストリヒト条約にもとづき「欧州連合(EU)」が発足したのです。
欧州石炭鉄鋼共同体 (ECSC)の原加盟国は、欧州統合の道筋を作った重要な6か国なのでしっかり覚えておきましょう。
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