ハンガリーの産業の特徴

ハンガリーの国旗

 

ハンガリーの国土

 

ハンガリーは、中央ヨーロッパの カルパティア盆地に位置し、オーストリアクロアチアなど7カ国に囲まれた 共和制国家です。この国ではとくに 製造業が発達しており、中でも自動車・自動車部品の生産がさかんです。また積極的な外国資本の受け入れを背景にした情報通信産業や金融業もこの国の基幹産業となっています。

 

 

 

ハンガリーの主要産業

農業

ハンガリーは、工業化が進んだ今となっても、ハプスブルク帝国時代からの農業の伝統は守られています。国土のおよそ半分が耕地で、中部地帯では水はけのいい土壌を利用した果樹栽培や園芸農業が、北部の砂質土壌地帯ではジャガイモやトウモロコシの栽培がさかんに行われています。ブドウ(ワイン)および、料理に多用するパプリカの生産量も欧州屈指で、毎年パプリカにちなんだ祭りが開催されるほどです。

 

工業

戦後、社会主義体制のもと、急速な重工業化が進められ、産業の中心が農業から工業に移行しています。現在は食品加工業、機械工業、化学工業を筆頭として、車両や電器機械の製造も行われており、2003年時点で、輸出額の約9割は工業製品が占めています。

 

鉱業

ハンガリーは、地下資源に恵まれており、エネルギー資源としては亜炭、原油、天然ガスが、鉱物資源としてはボーキサイトを主に産します。前者に関しては、有力な油田や炭田を有している為、国内のエネルギー需要の5割を自給できているのです。