十字軍遠征が教皇権の衰退につながった理由とは?

十字軍遠征で教皇権が衰退に向かったのはなぜですか?

十字軍というのは、中東からイスラム勢力を急速に伸長してくる中

 

聖地エルサレムを奪回する

 

という大義名分のもと、東ローマ皇帝の救援要請に応じた教皇の呼びかけにより組織された軍隊です。

 

しかし11世紀から13世紀にかけて実施された8回の遠征のうち、ほとんどが失敗に終わったため、呼びかけた教皇は信頼を失い、教皇権は衰退に向かうことになるのです。

 

威信を失ったのは教皇だけでなく、教皇とともに十字軍遠征を呼びかけた封建領主も同様で、封建制が崩壊に向かう原因にもなりました。

 

十字軍遠征をきっかけに教皇権が衰退したことで、神を絶対視する世界観に一石を投じるヒューマニズム文化「ルネサンス」が勃興し

 

そのルネサンスは宗教改革や大航海時代の原動力にもなったということは覚えておきましょう。

 

ルネサンス期に発明された羅針盤により長距離航海が可能となり大航海時代の進展に、同じくルネサンス期に発明された活版印刷術により新約聖書が普及し、宗教改革の進展に繋がっています。