産業革命は1760年代、フランス革命は1789年に開始したので、産業革命の方が先に起こっています。
ただこの1760年代というのはイギリスでの話で、フランスで産業革命が始まったのは1830年代と、フランス革命の終結(1799年)から30年以上経ってからの話になります。
イギリスと比べ、フランスの工業化が遅れた要因はいくつか挙げられますが、まず1つには1786年の英仏通商条約があります。この条約でフランスはイギリスから安い工業製品をいくらでも輸入することが出来たので、工業化を急ぐ必要がなかったという事情がありました。
また
なども、遅れの原因になりました。
このような事情で工業化(産業革命)に遅れを取ったフランスですが、1830年に七月王政が成立してから、ようやく政府主導で開始されました。(イギリスのように民間主導ではなかった点に留意)
フランスの産業革命を強力に推進したナポレオン三世(在位:1852〜1870年)
そしてナポレオン3世の時代(フランス第二帝政)になってから本格化し、イギリスに追いつけ追い越せで鉄道や通信網が急速に発達していったのです。
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