「ギャルド・スイス」と呼ばれる、代々フランス王家に忠誠を誓ったスイス人歩兵部隊がいました。歴代のフランス王は常設外国人部隊としてスイス人傭兵を利用してきた歴史があり、彼らはフランス人衛兵とともに数々の戦いに参加し、王家の繁栄に貢献してきたのです。
そして「ギャルド・スイス」は平時には宮殿内部を見張り、王の安全を昼夜問わず守ることを、何より優先すべき任務として与えられていました。そのためフランス革命が起こると、フランス人衛兵隊は民衆側についたため、彼らは王家を守る唯一の存在となったのです。
フランス国王に仕えたスイス衛兵
1792年、テュイルリー宮殿における8月10日事件で、テュイルリーにいた950人のスイス人衛兵のうち600人が戦死し、生き残ったスイス人衛兵は、ナポレオン・ボナパルトに雇われ、引き続きフランスの為に尽くしました。
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