ヘンデル(1685年 - 1759年)はバロック音楽を代表するドイツ生まれの音楽家で、とりわけオペラやオラトリオの作曲で知られます。幼少期からオルガンを学び、青年期にはハレ教会のオルガン奏者を経験。1703年(18歳)からハンブルクでオペラの作曲に取り組むようになりました。さらに1706〜10年のイタリア遊学を経てヘンデル様式の基礎を確立しています。1710年イギリスに渡ってからはずっとイギリス暮らしで、宮廷学長としてイギリス王室のため様々な曲を手がけています。
2月23日、宮廷付き外科医の子として、ドイツ中部のハレに生まれる。
ハレ大学法科に入学。同じ頃、オルガン奏者としての仕事も始め、生涯の付き合いとなるテレマンとも出会う。
ハンブルクに拠点を移し、バイオリン奏者、チェンバロ奏者として経験を積む。1706年には『アルミーラ』を上演。
イタリアに拠点を移し、その活動を見たローマ貴族からその楽才を認められる。1708〜9年にはナポリで『アーチとガラテアとポリフェーモ』を、ヴェネツィアで『アグリッピーナ』を上演し、その成功から大きな名声を得る。
ロンドンにてオペラ『リナルド』が成功したのを機に、活動の本拠をイギリスに置くようになる。12年から13年にかけて『忠実な羊飼い』(1712)、『テセオ』(1713)などのオペラを手がけた。
イギリス国王ジョージ1世の舟遊びに際して管弦楽組曲『水上の音楽』を上演する。以後ヘンデルはジョージ1世の寵愛を受けるようになる。
ジョージ1世の死後即位したジョージ2世の戴冠式に際し『戴冠式アンセム』を上演する。また同年にはイギリス国籍を取得している。
ロンドンにて死去。生前の意向にもとづきウェストミンスター寺院に埋葬された。
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