アイルランド語はインドヨーロッパ語族ケルト語派に属し、ラテン文字を使用する言語で、アイルランドの公用語です。
アイルランド国外でもは主に北アイルランドに話者が存在し、総話者言語人口は35万人ほど。ここではそんなアイルランド語の歴史について解説していきます。
アイルランドではラテン文字がもたらされるまでは、「オガム文字」と呼ばれるケルト特有の文字を使っていて、5〜6世紀頃のオガム文字の碑文が、現状で確認できる最古のアイルランド語史料になります。
中世時代にはアイルランド語による優れた文学作品もありましたが
イングランドによる植民地化が進むにつれ(とりわけ1801年のアイルランド併合以後)、英語に圧されて衰退していったため、今ではアイルランドの公用語にも関わらず、日常会話として使う人がほとんどいないというのが実情です。
そのため学校でアイルランド語の授業があるなど、教育による伝統の保護と普及が進められているのです。
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