ユングとは何をした人?〜分析心理学(ユング心理学)の創始〜

 

ユングの基本情報

 

本名:カール・グスタフ・ユング
誕生:1875年スイス・トゥールガウ州
死没:1961年スイス・チューリッヒ
著作:ユング全集
功績:分析心理学(ユング心理学)の創始

 

ユング(1875年 - 1961年)は、スイスの精神科医・心理学者。ブロイラーに師事し深層心理について研究、分析心)はスイスの心理学者で、人間の性格を内向型と外向型に、心を意識と無意識に分類し、ユング心理学(分析心理学)を創始したことで知られる人物です。ケスビルに牧師の子として生まれ、バーゼル大学の教授を勤めた後、チューリッヒにユング研究所を設立(1948年)、心理学研究に没頭するようになりました。彼はフロイトの影響を多大に受けつつ、独自の分析心理学を確立した功績が認められています。

 

ユングとフロイトとの違い

まず大前提としてフロイトはオーストリアの神経病学者で、ユングはスイスの精神科医です。両者とも20世紀初頭の同時代に生きた人間で、互いに親交がありましたが、見解の違いから距離を置くようになりました。

 

無意識をめぐる考え方

フロイト
→人の心のモデルを意識・前意識・無意識の三層構造に分けた。そして無意識は意識から排除された望ましくないものと捉えた。

 

ユング
→無意識を個人的無意識と集合的無意識に分け、集合的無意識は人類が普遍的にもつ無意識であるとした。そして無意識は意識を補償するものと捉えた。

 

リビドーに対する考え方

フロイト
→リビドーを「人間の行動エネルギーの根源は性である」という意味で使用した。つまり性があらゆる行動の動機となると考えた。

 

ユング
→リビドーを単純に「生命力」という意味で使用した。性的なものはあくまで一部に過ぎないと主張した。