
大航海時代は、15世紀から17世紀半ばまで続いたヨーロッパ人による世界進出のことです。
ヨーロッパ人により、アフリカ、アジア、アメリカ大陸など世界中への航海が行われました。
大航海時代を通じて、ヨーロッパは多くの富や植民地を獲得し、その後の近代化を押し進める要因にもなりました。
ここでは、大航海時代がいつからいつまで行われていたかに関して解説します。
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大航海時代は15世紀から始まったと言われています。
15世紀に入り、オスマン・トルコがバルカン半島や地中海を制圧。西ヨーロッパと東方貿易の主導権を握り、取引に高い関税をかけていました。
そのため西ヨーロッパは、直接東方とやりとりするための新しい交易ルートを模索していました。
そこでポルトガルとスペインは北アフリカに進出し、大航海時代が始まりました。
スペイン、ポルトガルはアフリカ進出後、アジア、アメリカ大陸にも進出します。
アフリカの航海ルートを確率し、インドやマカオといった東方地域にも到達。
中南米大陸ではインカ、アステカを征服し領土を拡大していきました。
16世紀に入ると、オランダ、イギリス、フランスといった後発国の海外進出が始まり、北アメリカやアジアの開拓が進みます。
17世紀中頃には、ほとんどの地域にヨーロッパが到達して、大航海時代は終わりを迎えます。
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