重商主義というのは、16~18世紀ヨーロッパでさかんになった、国を大きくするためには、とにかく富の蓄積が重要であるとする経済思想のこと。
重金主義というのはその重商主義の1形態であり、富の蓄積の手段として金銀獲得を重視する初期重商主義の考え方のことです。
重金主義は、16世紀に主にスペイン帝国により推し進められ、以下のような特徴を備えていました。
行き過ぎた重金主義の促進は、国内の貨幣価値を著しく低下させ、国内産業の停滞を招くことがわかったので、17世紀以降は貿易差額主義にとって代わられることとなるのです。
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