神聖ローマ帝国最後の皇帝はフランツ2世(在位1792〜1806年)です。彼の神聖ローマ皇帝としての命脈は、フランス革命に起因するナポレオン戦争の最中、ドイツ諸国によるライン同盟が結成されたことで尽きました。
このライン同盟により神聖ローマ帝国は完全に空中分解してしまったので、当時皇帝であったフランツ2世は神聖ローマ帝国の解体を宣言し、同時に帝位を退いたのです。
神聖ローマ帝国最後の皇帝フランツ2世
その一方で、オーストリア皇帝フランツ1世としては権力を維持し、ナポレオン失脚後は失地を回復、五国同盟の一員として、メッテルヒとともに反動政治を行ったことも覚えておきましょう。
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