スペインの国鳥イベリアカタシロワシ
スペインにはカンタブリア山脈のピコス・デ・エウロパ国立公園、ピレネー山脈のオルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園などを中心に豊かな自然が広がっており、森林に覆われた山岳地帯の生物多様性はヨーロッパ屈指です。そして1990年代以降、30か所が自然公園に、16か所が野生生物保護区に指定されるなど、国は絶滅危惧種の保護、自然景観保護に積極的です。
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法的には定められていないものの、事実上国鳥として扱われているイベリアカタシロワシが、スペインで最も有名な動物として挙げられるでしょう。全長82cmの大きなワシで、ポルトガル、モロッコにも分布しますが、そのほとんどはスペインの個体です。
かつては乱獲や家畜を襲う害鳥として駆除されたことにより、生息数を大きく減らしましたが、近年は保護政策が進められ、生息数が増加傾向にあります。
スペインで有名な花はやはり国花となっている赤いカーネーションでしょう。この国でカーネーションといえば「情熱の象徴」であり、特別な日には特別な人に「愛の印」として赤いカーネーションを送るのが慣習になっています。
カーネーションは、十字架に張り付けにされたイエスを見送った聖母マリアの涙の後から生えたという言い伝えから、母性愛の象徴にもなっています。
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