ギリシャ神話における「月の女神」とは?

ギリシャ神話の中には、複数の物事を司る神や、後から別の神格が付け加えられた神もいます。

 

月の神もそうであり、ギリシャ神話の中には月にまつわる女神が3柱もいます。

 

古代ギリシャ人は三日月をアルテミス(乙女)、満月をセレネ(成熟した女性)、かけていく月をヘカテー(老女)と見立てていました。

 

 

ギリシャ神話の月の女神一覧

アルテミス

狩猟と貞潔の女神ですが、後にセレーネやヘカテーと同一視され、月の女神とされました。

 

ゼウスの子で、太陽の神アポロンとは双子です。

 

弓を持って獣を連れて狩りをする狩猟の神であると同時に、森の獣たちを支配する守り神、山の神でもあるとされています。

 

また、月の擬人化として解釈されていますが、弓矢を携えた姿の絵画や像が多くみられます。

 

そして自分の母の助産婦の務めを果たした逸話からか、生殖や出産を司る女神ともいわれ、乳房が複数ある姿の像も存在します。

 

セレネ

セレネは月・月光の女神です。太陽神ヘリオスの娘で、

 

金色の王冠をつけ、額に月を付けた美女の姿で、銀色の馬車で夜空を駆け月光の矢を放ったといいます。

 

月経と月の関係から、セレネも生殖や繁殖に関わる神とされていました。 

 

やがてアルテミスやヘカテーと同一視されるようになりました。

 

ヘカテー

ヘカテーは出産を司る神であると同時に、夜や闇を象徴する冥界の女神です。

 

呪いや魔法を操ることでも知られ、魔力が集まりやすい場所(三叉路や十字路など)の守護神として、中世では魔女に崇拝されていました。