ルーマニア紋章の意味と歴史

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ルーマニアの国章

 

デザインの意味

  • 左上部の鷲:ワラキアの紋章
  • 左下部の獅子と橋:バナトとオルてニアの紋章
  • 右上部の牛:モルダビアの紋章
  • 中央下部の2匹の金の魚:ドブロジャを象徴
  • 右下部の鷲:トランシルバニア・クリシャナ・マラムレシュの象徴

 

国章の歴史

ルーマニアは1859年にオスマン帝国から勃興して建国されました。1867年にルーマニア公国として、現在の国章に近いデザインの国章が使用されることになりましたが、幾度となく修正が加えられました。1949年には共産主義を象徴する国章に置き換えられることになり、その中でも複数の変更が行われました。

 

1989年にルーマニア革命が起こり、それまでルーマニア共産党政権で独裁的権力者として君臨したニコラエ・チャウシェスク大統領の失脚に伴い削除されることとなり、1992年に新生国会が昔の紋章を復活させることに成功しました。その後、2016年に現在の国章が採用され、2019年に完全に移行されることとなり、現在使用されています。