同盟市戦争

同盟市戦争は、紀元前90年、共和政ローマと同盟関係にあったイタリア各地の都市や部族が、ローマ市民権を求めてローマに対して蜂起したことで起こった戦争です。

 

同盟市戦争の背景

当時ローマは戦争の長期化で、兵力の主体たる中小農民が没落し、ローマの防衛力はひどく脆弱化してしまっていました。そこで中小農民から兵隊を確保していた従来の軍制から、無産農民(貧民)を募集し、職業軍人として訓練し育てる軍制にシフト。後世「マリウスの軍制改革」と呼ばれるこの改革で、脆弱化したローマの防衛力が強化しただけでなく、貧民を困窮した生活から解放する救済措置にもなったのです。

 

同盟市との不平等が発生

しかし上記救済処置の対象はローマ市民に限られており、同盟諸都市の市民は対象外。同盟市の貧民は相変わらず貧民のままでした。その為ローマ市民権を持たない同盟都市の市民の間で不満が高まり、市民権を求める気運が高まっていきました。一方ローマ市民は、自分達が持つ既得権益を脅かされるため、同盟諸都市にまで市民権を与えることに反対したため、両者の対立が最高潮に達した時にこの戦争が引き起こされてしまったのです。

 

 
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