ドゴールの基本情報
全名:シャルル・アンドレ・ジョセフ・マリー・ド・ゴール
異名:コネターブル(大将軍)
誕生:1890年にて
死没:1970年にて
地位:大統領
政策・実績:ナチスへのレジスタンス運動、第五共和制を創始し戦後の政治混乱を収拾
ドゴール(1890年 - 1970年)はフランスの政治家で、ナチスへの抵抗運動や第五共和制初代大統領として戦後以来続く政治混乱に終止符を打った功績で知られています。陸軍士官学校時代のあだ名は、身長193mの巨体であったことから「コネターブル(大将軍)」。
フランス・ノール県リール出身。
40年、パリが陥落するとロンドンに亡命し、自由フランスを組織、レジスタンス運動をリードし全フランス人に抵抗を呼びかけました。戦後は政界から引退していましたが、アルジェリア問題における危機をうけて政権に復帰。挙国一致内閣で首相となり第五共和制を発足させ、大統領に就任しました。
彼は就任後、大統領の権限を強めることによる政局安定化につとめ、対米従属拒否など独自の外交路線を展開しながら、中国承認や植民地の独立承認といった現実主義に立脚した政治を重視。結果、盤石な支持を獲得し、69年にまで至る長期政権を実現しました。五月革命で体制の基盤が揺らぎ、翌年国民投票に敗れてついに下野。
ドゴールは身長193mという、フランスの指導者史上でも指折りに長身な人物でした。そのため陸軍士官学校時代は、回りから「雄鶏」「アスパラガス」「コネターブル(大将軍)」などと呼ばれていたそうです。
また陸軍大学校では当時フランスで最も高い建造物であったエッフェル塔になぞらえて「エッフェル塔大尉」などとも呼ばれていたそうで、さらに面白いことにそのエッフェル塔が誕生したのも、ドゴールの誕生年と同じ1890年なのです。
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