
大航海時代が始まると、ヨーロッパの諸王国はアジアや新大陸に眠る富を目当てに、探検家の航海を援助するようになりました。東ヨーロッパからのオスマン帝国の圧力や、ルネサンス期の天文学・地理学・航海術の発達も背景にあり、航海探検は年々活発化していきました。ここでは大航海時代に活躍した有名な探検家を紹介します。
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バルトロメウ・ディアスは、ポルトガル出身の探検家で、ヨーロッパ人として初めて喜望峰に到達した人物として知られます。これが後にバスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓に繋がります。
バスコ・ダ・ガマは、ポルトガル出身の探検家です。優れた航海術や外交手腕を持ち、アフリカ南端の喜望峰回りのインド航路を開拓した人物として知られます。インド航路の発見にともない拡大した香辛料貿易は、ポルトガルに莫大な富をもたらしました。
コロンブスは、イタリア・ジェノヴァ出身の探検家で、ヨーロッパ人として初めて新大陸(アメリカ大陸)に到達した人物として知られます。コロンブスによる新大陸「発見」を皮切りに、ヨーロッパにはトウモロコシやタバコ、ジャガイモなどの地元では採れない作物、金銀などの鉱物資源がもたらされました。
マゼランは、ポルトガル出身の探検家で、世界で初めて世界周航を達成した人物として有名です。1519年、スペイン国王の援助を受けて航海に発ち、彼自身は航海半ばに亡くなったものの、部下が意志を引継ぎ、1522年にスペインに帰国。世界周航を実現すると同時に、「地球球体説」も証明しました。
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