古代ローマの現代への影響とは?

 

古代ローマ時代に構築・発展した法体系、政治システム、学問、文化などは中世以降もヨーロッパに継承され、ヨーロッパ文明の揺籃となりました。そして15世紀から19世紀にかけてヨーロッパ勢力(スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ、フランスなど)は海外に進出し、世界の支配者として君臨。その中でヨーロッパの法律や制度・医療・政治・生活様式・生産方式が、アメリカやアジア、アフリカなどに世界中に浸透し、現代社会秩序の基礎が築かれていったのです。

 

アメリカや日本も古代ローマから多大な影響

現代の超大国アメリカも19世紀後半から20世紀初めにかけて、ヨーロッパ各地からアメリカ大陸へと渡った移民とその子孫で成り立っている国です。極東の島国・日本も開国以来、明治政府によりヨーロッパを手本にした改革が行われ、現代日本の政治や法制度の基盤が築かれたわけです。

 

古代ローマ帝国は滅びましたが、ヨーロッパ諸国の言語はローマで使われていたラテン語に由来し、日本人ですらラテン語に由来する言葉を日常的に使っています。古代ローマの公用語だったラテン語は死語になりましたが、それでも医療や生物などの学術用語に使われたり、バチカン市国の公用語になっていたりします。

 

このように現代の文化的基盤はヨーロッパのそれに立脚している。そしてヨーロッパの礎は古代ローマが作ったという事実を知れば、古代ローマという超大国の現代への影響がどれだけ大きいか実感できるのではないでしょうか。