モーツァルト（1756年 - 1791年）はオーストリアの作曲家で、ウィーン古典楽派を代表する人物として知られます。同じく作曲家レオポルト・モーツァルトの子としてザルツブルクに生まれ、父の指導のもと幼少期から音楽を学び、5歳にして作品を作り上げる楽才を示します。そして1762年以降、父とともにウィーン、パリ、イタリアなどヨーロッパ各地を旅し、多くの経験を積んだのち、81年ウィーンにて独立。演奏家・作曲家として本格的に活動を開始し、生涯で600曲以上の作品を残したのです。 1791年遺作『レクイエム』の作曲途中で死去。

 

 

モーツァルトの生涯

1756年　誕生

宮廷楽団のバイオリン奏者レオポルトの子として、ザルツブルクに生まれる。幼少時から音楽教育を受け、5歳の頃には作曲が出来るほどの楽才を発揮した。

 

1768年　ジングシュピール初演

ドイツ語による喜歌劇ジングシュピールの『スティアンとバスティエンヌ』を初演する。

 

1769年　イタリアに滞在

ザルツブルク大司教に仕えた後、イタリアにおよそ1年滞在し、イタリア様式を取り入れたオペラ、交響曲などを手がけた。

 

1782年　結婚

歌手・作曲家のアロイジア・ウェーバーの妹で、かねてから恋愛関係にあったコンスタンツェと結婚する。

 

1784年　フリーメーソンに加入

友愛団体フリーメーソンに加入する。この頃モーツァルトの創作活動は最盛期を迎えていた。

 

1791年　死去

秋あたりから目に見えて健康状態が悪化し、11月から寝たきり状態になった末、12月5日に息を引き取った。享年35歳。