レイフ・エリクソンとは何をした人?〜アメリカ大陸の発見〜

エリクソンが描かれたアメリカ切手

 

レイフ・エリクソンの基本情報

 

民族:ノルマン人ヴァイキング
異名:幸運なるレイフ
誕生:970年頃アイスランド
死没:1020年頃
親族:赤毛のエイリーク
功績:アメリカ大陸の発見

 

レイフ・エリクソン(970年頃 - 1020年頃)はノルマン人航海者で、コロンブスに先立ち、ヨーロッパ人で初めてアメリカ大陸に到達した人物として知られます。異名は「幸運なるレイフ」。

 

グリーンランドの発見者として有名な「赤毛のエイリーク」の息子としてアイスランドに生まれ、グリーンランドで育ちました。ある時、漂流の末帰国した者から、グリーンランドの西に「グリーンランドよりはるかに緑豊かな土地がある」と聞き、西方への探検航海に繰り出し、アメリカ大陸に到達。見つけた3つの土地に「岩の国(ヘルランド)」「森の国(マルクランド)」「ブドウの国(ヴィンランド)」と名付けたのです。

 

結局先住民との関係がうまくいかず、ノルマン人によるアメリカ植民は長続きしなかったため、「アメリカ大陸の発見者」といえばコロンブスのほうが有名ですが、その500年も前にすでにアメリカに到達していたヨーロッパ人がいたのは確かな事実なのです。

 

 

レイフ・エリクソンの生涯

970年頃 誕生

赤毛のエイリークの子として、アイスランドに生まれる。

 

997年 西方航海に出発

グリーンランドの西に豊かな森に覆われた大陸があるという噂を聞き、西方への航海に出発する。同年アメリカ大陸に到達し、発見した土地をそれぞれの特徴にちなみ「岩の国(ヘルランド)」「森の国(マルクランド)」「ブドウの国(ヴィンランド)」などと名づけた。

 

1000年 グリーンランドに帰還

新天地の情報を持ってグリーンランドに帰還した。その後グリーンランドからアメリカへの入植が進むも、先住民(スクレリング)との関係がうまくいかず、入植地は放棄された。