シエーナの歴史

シエーナ(伊:Siena)は、イタリア中部に位置する、トスカーナ州に属する都市です。中世以降、金融業を背景に急速に成長し、一時はフィレンツェを上回るほどの政治的・経済的影響力を有していました。煉瓦や石造りの中世の姿そのままの街並み「シエーナ歴史地区」が見られ、病人の守護聖人カタリナ生誕の地としても知られます。

 

歴史

古代ローマ時代、丘の上に建設された集落を起源としますが、この都市が本格的な発展をみるのは金融業が勃興する中世以降で、12世紀に共和制国家として独立を果たしています。ルネサンス初期(13世紀頃)にはトスカーナ地方の政治主導権を巡りフィレンツェに打ち勝ち、文化面でも絵画のシエナ派が成立、ドゥッチョ、ロレンツェッティ兄弟、シモーネ・マルティーニといった、名だたる芸術家を輩出するなど突出した成長が見られました。

 

トスカーナ大公国に併合

14世紀以降は衰退が始まり、16世紀にスペイン王国の強い影響を受けるようになったことで共和国家としての歴史は終焉を迎えました。その後はスペインに売られる形で、フィレンツェ公国(後のトスカーナ大公国)に併合され、以後イタリア王国(1861年成立)に併合されるまで、トスカーナ大公国の一部として運命を共にしました。

 

 
ページの先頭へ戻る