スペイン国旗の色の意味とは?

スペインの国旗

 

スペインの国旗は「血と金の旗」とも呼ばれ、横三色に赤・黄・赤が並んでおり、中央(黄色)の旗竿寄りにスペインの国章が描かれたデザインになっています。黄色が豊かな国土を持つ帝国、赤が護国の為に流された血、国章はかつてイベリア半島に存在した5つの王国(カスティーリャ王国、レオン王国、アラゴン王国、ナバラ王国、グラナダ王国)を表しています。

 

国旗の歴史

今のデザインに限りなく近い国旗は、1785年から使われていましたが、憲法に制定されたのは1978年です。1981年には配色の割合比率なども厳密に定められました。他のどの西欧諸国より早く七つの海を制し、「日の沈まない帝国」を作り上げたスペインですが、新興国の台頭や内戦により黄金時代は長くは続きませんでした。

 

「血と金の旗」の名のとおり、スペインの繁栄と衰退。その両方をずっと見守ってきた旗といえます。