ポーランドの移民政策

ポーランドの移民の歴史はかなり古く、中世の時代から思想や宗教的迫害から逃れてきた難民・移民を受け入れてきました。ポーランドには40万種以上の姓がありますが、これは古くから様々な地域の様々な民族の移民を受け入れてきた名残りでもあるのです。

最も多いのはウクライナ人移民。とりわけウクライナ人女性が多く、ポーランドの過程の15%がウクライナ女性を家政婦として雇ったことがあるという調査も出ています。また近年はロシアのウクライナ侵攻を受け、ウクライナ難民の受け入れを急速に拡大しています。

移民受け入れの問題

近年ポーランドにはベラルーシを介して移民が殺到するようになっています。ポーランド当局は移民を利用してポーランドに敵対行為を働いているとベラルーシを非難していますが、ポーランドもポーランドで催涙ガスや放水車など強引な手段で押し戻しを行っているとして国際社会から批判されています。ポーランドから追い出され、ベラルーシからも帰還が拒否されている状況で、立往生を余儀なくされている移民が少なくないのです。