フィレンツェ共和国

フィレンツェ共和国(伊:Repubblica fiorentina)は、12世紀から16世紀にかけてイタリアに存在した共和政国家です。ただし「共和政」とは名ばかりで、実態はメディチ家による専制政治国家であり、その強力な統治のもと、14〜16世紀にはルネサンス文化の中心地として大いなる繁栄を享受したのです。16世紀、コジモ1世がトスカーナ大公位を受けたことで、トスカーナ地方全域を支配下におさめるトスカーナ大公国に昇格しています。

 

フィレンツェ共和国の歴史

中世以来、毛織物工業と金融業を中心に栄え、ランゴバルド王国東ゴート王国神聖ローマ帝国の支配を経て、12世紀に都市国家として独立。1406年にはピサ共和国を、1421年にはリヴォルノを支配下におさめ、トスカーナ地方の中心的都市にまで成長しました。さらに14世紀から16世紀にかけては、メディチ家による積極的な財政支援でルネサンス文化の中心地となり、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロガリレオ・ガリレイなど名だたる芸術家を輩出するなど、繁栄を享受しました。

 

トスカーナ大公国へ

1532年、メディチ家のイル・モーロが「フィレンツェ公」の称号を得たことでフィレンツェ公国に、1569年、コジモ1世が「トスカーナ大公」の称号を得たことでトスカーナ大公国へ昇格しています。

 

 
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