地中海の特徴|場所・歴史・気候・面している国など

地中海は北をヨーロッパ大陸、南をアフリカ大陸に挟まれた海です。ヨーロッパだけで13か国もが地中海沿岸に面しており、ヨーロッパをとりまく海でも、ヨーロッパの文化や歴史に最も大きな影響を与えた海といえます。

 

 

地中海の名前の由来

地中海は英語で「Mediterranean sea」。「medi」は「中間」を、「terranean」は「大地」を意味※します。「大地(ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸)の中間に位置する海」ということで「Mediterranean sea」と呼ばれるようになり、これが「地中海」と日本語訳されるようになったのです。

 

※「medi」と「terranean」はそれぞれラテン語の「medius」と「terra」に由来

 

地中海の場所

 

地中海に面する国

地中海の特徴|場所・歴史・気候・面している国など

 

ヨーロッパ諸国

アルバニアイタリアギリシャクロアチアスペインスロベニアトルコフランスボスニア・ヘルツェゴビナモナコモンテネグロ

 

アフリカ諸国

アルジェリア、エジプト、チュニジア 、モロッコ、リビア

 

中東諸国

イスラエル、シリア、パレスチナ、レバノン

 

地中海の気候

地中海沿岸地域の気候は、夏に暑く乾燥し、冬に降雨量が多くなる地中海性気候が支配的です。また同じ地中海性気候でも、最暖月平均気温が22度以上の気候をオリーブ気候、22度未満の気候をエリカ気候といいます。

 

地中海の歴史

古代

地中海沿岸のヨーロッパ史上重要な意味を持つ領域のことを「地中海世界」と呼びます。古代よりこの地域には数々の政治共同体が成立し、互いに経済協力したり、対立したりしていました。古代中期には、ローマ帝国が地中海世界の統一を果たし、「パックス・ロマーナ(ローマによる平和)」と呼ばれる繁栄を享受しました。

 

中世〜近世

地中海から出て大西洋に進出したコロンブスがアメリカ大陸を発見します。大西洋の向こうに莫大な富と資源があるとわかると、ヨーロッパ人の活動の舞台は、地中海から大西洋にシフトしていきました。大航海時代の幕開けです。

 

近代

大西洋の重要性が高まると、大西洋やアジアへ進出経路として地中海の重要性はますます増します。そして海軍力に長けたイギリススペインフランスなどが地中海の制海権を巡り激しく争うようになりました。最終的にはイギリスが戦いを有利に進め、地中海の覇権を確立。その覇権を背景に大いに繁栄し、その繁栄をローマ帝国のパックス・ロマーナになぞらえて「パックス・ブリタニカ(イギリスによる平和)」と呼びました。