ロシア革命では「土地とパンと平和を」や「全権力をソビエトへ」というスローガンが掲げられました。
ロシア革命の始まりである二月革命では、「土地とパンと平和を」というスローガンが掲げられています。第一次世界大戦の長期化で、国内は深刻な不況に陥り、日々犠牲者が増えていく情勢下で、食料不足の解消と反戦を訴えるスローガンとして採用されたものです。
グレゴリオ暦1917年3月(ロシア歴では2月)に、ペトログラードで行われた抗議運動
二月革命でロシア帝政が倒れ、臨時政府が成立しますが、懲りずに戦争継続の方針をとったため、社会の大多数を占める労働者の怒りを買います。
そこで今度は
「全権力をソビエトへ」
というスローガンが掲げられ、即時停戦を求めるレーニン(ポリシェヴィキ)に支持が集まり、臨時政府が倒されました(十月革命)。こうしてソビエト政権が成立し、ロシア革命は完遂されたのです。
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