東ローマ帝国にはどのような民族の人々が暮らしていたのですか?

東ローマ帝国はローマ帝国の東方領土として成立した国家です。つまりローマにより征服される前は、アテナイやマケドニア王国などギリシア系国家が優勢であった領域なので、ギリシア人が多く暮らしていました。

 

バルカン半島を中心とするギリシア文化圏は、紀元前2世紀にローマに征服され、ラテン化が進みますが、優れたギリシア文化はローマ人により保護されたため、廃れることはありませんでした。

 

それでも成立初期にはアルメニア人、コプト人、ユダヤ人など様々な民族を含む多民族国家だったのですが、東ローマ帝国が成立以後は、ギリシア化が進行し、5世紀にはほとんどの住民がギリシア系に。7世紀以降は公用語もギリシア語に変わっていたのです。

 

とはいえ、東ローマ帝国の住民は統一ローマ時代に引き続きローマ市民権を持っていたので、ギリシア系・非ギリシア系に関わらず自分たちのことを「ローマ人」と読んでいました。