ブルガリアの国旗
ブルガリアは今も昔も農業国でジャムやバラ油、また日本ではヨーグルトなどでも有名な国です。実は近隣国のロシアやトルコの文化的影響を色濃く受けている国で、ブルガリアの国旗もまた例外ではありません。
ブルガリアの国旗は同じ太さの横縞が並べられた三色旗で上から順に白、緑、赤の順番で配置されており、白は「平和」「自由」「純潔」「国民の友好」、緑は「農業」「森林」「豊かさ」、赤は「軍隊の勇気」「闘争」「愛国心」などを表しています。
ブルガリアはもともとオスマン帝国(現在のトルコ)の支配下にありましたが、露土戦争(1877年-1878年)の結果、大ブルガリア公国として独立を果たします。現在の国旗はこの時採用された国旗とほぼ同じものです。
1875年、オスマン帝国支配に対するブルガリア人による民族蜂起が起こり、この際に4万人ものブルガリア人が虐殺されてしまいます。この事件で反オスマン感情にますます火がついたブルガリア側をロシアが援助。露土戦争の結果大ブルガリア公国が誕生し、自分たちに助太刀してくれたロシアの国旗をモチーフとしたデザインを国旗として採用したのです。
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