古代ローマの結婚式の特徴

 

古代ローマにおいて、長らく貴族と平民の結婚が禁じられていましたが、紀元前445年、カヌレイウス法によりそれが認められ、平民も貴族と婚姻を結び政界に進出することができるようになりました。ローマ社会において結婚とは、自らの血を残すということ以外にも、社会的地位を確立するための重要な手段でもあったのです。

 

古代ローマに起源を持つ結婚文化

ブライズメイド

ブライズメイドが同じ格好をするという伝統は、古代ローマのウエディングで同じ格好をすることでおとりになってもらっていた風習に由来しています。当時結婚式には悪霊がやってきて男女の仲を引き裂こうとするものと考えられていたので、花嫁と友人が同じ格好をして、悪霊を惑わせようとしていたのです。つまり悪魔祓いですね。

 

婚約指輪

婚約指輪の起源は、古代ローマの婚姻の際に約束を果たす誓いの印として、夫婦共に鉄の輪を付けていた習慣に由来しています。

 

ウェディングケーキ

ウェデングケーキは、古代ローマでビスケットやパンのような小麦粉のお菓子を使って繁栄や子宝を祈願していた風習に由来しているともいわれています。