オーストリアの国旗

 

オーストリアの国土

 

オーストリア（正式名称：オーストリア共和国）は 中央ヨーロッパの ドイツ、スイス、ハンガリー、イタリアなどに囲まれた内陸部に位置する 連邦共和国制国家です。この国ではとくに 機械、金属加工業が発達しており、中でも自動車の生産がさかんです。また歴史的建造物などの豊富な観光資源を背景にした観光業もこの国の基幹産業となっています。

 

 

 

オーストリアの主要産業

農業

オーストリアにおいて農業が歳入に占める割合は高くありませんが、国土の4割ほどが農地として利用されています。農作物畑作物としては大麦、小麦、テンサイ、トウモロコシ、ビート、ジャガイモなど、畜産物としては豚、牛、羊、鶏などが生産されています。

 

工業

自動車産業や鉄鋼業の他、繊維や食品加工などの軽工業がさかんです。「音楽の都」を擁するだけあり、音響機器メーカーの製造でも有名。世界的な大企業はほとんどなく、ドイツ企業の下請けを担う中小企業が中心ですが、ヨーロッパの中心部に位置する地理的優位性から、日本含め多くの海外企業がこの国を活動拠点に選んでいるのです。

 

鉱業

ウィーン盆地の油田や天然ガス田を背景にした石油と天然ガスの採掘がさかんで、エネルギー資源の3分の1は自国でまかなうことができています。こうした豊富なエネルギー資源はこの国の工業を支えています。

 

観光業

かつてヨーロッパで威容を誇ったハプスブルク帝国の中心地として繁栄していただけあり、ハプスブルク家由来の歴史的建築物が豊富で、毎年それ目当てに多くの観光客が訪れます。国内総生産の1割ほどは観光業による歳入が占めており、ウィーン、チロル、ザルツブルクなどが観光都市として人気があります。