アイスランドの憲法の特徴

アイスランドは1918年以来、デンマーク王を君主にいただく王制国家でしたが、1944年にデンマークがドイツに占領されたのを機に同君連合を脱退。アイスランド共和国憲法を最高法規とする共和制国家に生まれ変わりました。同憲法は第1条から第79条まであり、大きく7つのセクションに分かれているのが特徴で、1944年6月17日に制定されて以来、選挙区の構造や、投票資格の変更のために合計7回改正されています。その中で1991年にはアルシングが両院制から一院制になり、1995年には人権にまつわるセクションが広範囲に修正されています。

 

アイスランド憲法の構成

  1. 第1〜2条:政体の仕組みについて(アイスランドは議会制民主主義をとる共和国であり、アルシングと大統領は共同で立法権を行使し、裁判官は司法権を行使)
  2. 第3条〜第30条:大統領の権限について
  3. 第31〜34条:アルシング議員の任期や選出について
  4. 第35〜58条:議会活動、国会議員の権利や権限について
  5. 第59〜61条:司法の権限について
  6. 第62〜64条:宗教について(アイスランド福音ルーテル教会を国教と定め、かつ信仰の自由を補償)
  7. 第65〜79条:人権について(拷問、強制労働、死刑の禁止、言論の自由など)

 

アイスランド憲法の歴史

1874年
アイスランドの自治権が強まり、独自の憲法が制定。現憲法の基礎となる。

 

1918年
主権国家としてデンマークから独立。1874年憲法を大きく改正した新憲法が採用される。

 

1944年
アイスランド共和国憲法が承認され、共和国が設立される。

 
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