ドイツ紋章の意味と歴史

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ドイツの国章

 

デザインの意味

  • 鷲:勇猛・力・無敵
  • 背景の金(黄):名誉
  • 嘴・足の赤:情熱
  • 体色の黒:勤勉

 

国章の歴史

ドイツの国章は8世紀のカール大帝(※)が治めていたころから使用されており、その頃から鷲が用いられていました。鷲は力の象徴としてその後も使用され続け、13世紀頃には神聖ローマ帝国の皇帝により使用されていました。
その後もワイマール共和国、ナチス時代なども使用され続けました。その後、第二次世界大戦後、1950年にドイツ連邦共和国(西ドイツ)の建国にあたり、新しい国章が採用されました。
同年建国のドイツ民主共和国(東ドイツ)も、ソ連の国章デザインに似たものを新設しましたが、その国章は1990年のドイツ統一により消滅しました。

 

※カール大帝(742年―814年)…初代神聖ローマ皇帝(在位:800年―814年)。「ヨーロッパの父」とも呼ばれ、西ヨーロッパを政治的に統一した皇帝。