ノルウェーとアメリカの関係

 

ノルウェー人の祖先であるノース人ヴァイキングは、コロンブスよりも前にアメリカ大陸に到達した、最初のヨーロッパ人とされており、そうなるとアメリカとノルウェーの関係史は、古くは中世にまでさかのぼることができます。

 

 

米独立がノルウェー憲法に影響

1776年のアメリカ独立はノルウェーに衝撃を与え、その際に成立したアメリカ合衆国憲法は、1814年起草のノルウェー憲法のロールモデルになりました。

 

ノルウェーからアメリカへの大規模移住

1825年から1940年にかけては、本土における宗教弾圧を受けノルウェーからアメリカに大規模な移住が行われ、両国の関係はいっそう親密なものとなっていきました。

 

現在アメリカには450万人以上のノルウェー系アメリカ人が暮らしています。

 

NATO加盟で同盟関係強化

第二次世界大戦ではナチスドイツに占領されたことで、戦後は長らく維持していた中立を放棄し、NATO(北大西洋条約機構)に加盟。アメリカとの経済・軍事同盟を強めていく方針に切り替えています。

 

アメリカからの経済援助マーシャルプランにより近代化を達成したこともあり、ノルウェーの対米感情はおおむね良好です。