戦間期のオーストリア情勢とは?

オーストリアは、第一次世界大戦におけるオーストリア=ハンガリー帝国の敗北と崩壊にともない成立した国家です。

 

1918年10月に、オーストリア革命が勃発し、暫定憲法が定められたことでオーストリア第一共和国が成立したという経緯があります。

 

ドイツとの合併

オーストリアはドイツ民族で構成されるため、ドイツとの合併を望んでいましたが、ドイツの強大化を恐れたフランスなどの反対によってそれは禁止されました。

 

しかし1929年世界恐慌の波がオーストリアにも到来し、失業と倒産が相次いだことで、社会不安を温床にナチスが勢力を拡大してしまいます。

 

そして1938年には大ドイツ主義を目指すヒトラーの後援を得て、オーストリアでもナチスが政権を獲得し、ドイツとの合併(アンシュルス)を実現させたのです。

 

ヒトラーおよびドイツ軍がオーストリア入りした際、オーストリア市民は進軍が滞るほどの熱狂的な歓迎を行い、翌年にはイタリアのムッソリーニと共同でウィーン市内でパレードを行っています。

 


▲アンシュルス後、ヒトラーとムッソリーニにより行われたウィーン市内のパレード