十字軍(Crusades)というのは、キリスト教徒による、「聖地エルサレム奪還」を目的に結成された遠征軍のことで、呼称は遠征に臨む兵士が、胸にキリストの十字印をつけていたことに由来しています。
十字軍兵士のイメージ
ただ実際に、「十字軍」と呼ばれるようになったのは、第一回遠征から1世紀ほど経過した後のことで、始めのうちは端に「巡礼者」と呼ばれていました。
イスラム教徒からの呼称
また「十字軍」はあくまでキリスト教側からの呼称であり、イスラム教徒は彼らを「侵略してくる異民族」ととらえ「フランク人」とか「ローマ人」などと呼んでいました。