トルコ語の歴史

トルコ語はテュルク諸語オグズ語群に属し、ラテン文字を使用する言語で、トルコ共和国の公用語です。トルコ国外でもキプロス島やアナトリア、バルカン半島など広い地域・国で話者が存在し、総話者言語人口は8800万人ほど。

 

かつて東方オリエント世界の覇権を握っていたオスマン帝国の言語だけあり、今日、テュルク諸語の中でも最も有力な言語になっています。ここではそんなトルコ語の歴史について解説していきます。

 

トルコ語が成立するまで

現在のトルコ語はオスマン帝国時代のオスマン語を継承・発展させることで形作られた言語と言えます。

 

オスマン時代との大きな違いとしては、トルコ共和国の成立後(1923年)、アタチュルクの文字改革の中で、それまで使っていたアラビア・ペルシア文字を放棄し、ラテン文字を使用するようになったことでしょうか。

 

さらにその後、外来語を廃してトルコ語で代替したり、新たな語彙を作ったりと様々な改革が行われた結果、現在のトルコ語が確立されたのです。