第二次世界大戦末期にソ連が対日参戦を行った理由は何ですか?

日本とソ連は日ソ中立条約(1941年モスクワで調印)を結んでいましたが、大戦末期、ソ連は日本がポツダム宣言を拒否したことを受けて、「連合国からの参戦要請を受けた」として条約を破棄し、8月8日日本に宣戦布告を行ったのです。

 

それ以前の4月にソ連は、敵国ドイツと手を組んでいることや、同盟国アメリカ・イギリスに敵対していることを理由に、「日ソ中立条約の意義が失われた」として条約の不延長を通告していますが、条約無効までまだ1年あったため、日本にとっては青天の霹靂でした。

 

そして宣戦布告の翌日9日に、ソ連軍は南樺太・千島列島、満州国・朝鮮半島北部などに侵攻を開始。まったくの不意打ちにソ連国境地帯の日本軍は壊滅状態となり、多くの日本兵が捕虜としてシベリア送り(シベリア抑留)となりました。

 

ソ連侵攻は日本に衝撃を与え、この前後に行われた広島・長崎への原爆投下に並び、日本に降伏を決断させる契機となりました。