バチカン市国の年表

 

バチカン市国は、南ヨーロッパの イタリア中部の都市ローマに囲まれた領域に位置する 首長公選制国家です。ローマ教皇が統治する世界最小(0.44平方キロメートル)の独立国およびカトリックの総本山として知られます。国土は ローマ歴史地区、教皇領などで構成され、気候区は 地中海性気候に属しています。
この国はその性質上、利益追求の産業活動は行われていません。しかし出版業や切手販売、カトリック信者からの募金、バチカン美術館・バチカン宮殿・サンピエトロ大聖堂など観光資源を背景にした観光収入、出版物・制服の販売などで国家財政が賄われています。
そんな バチカンの歴史は、8世紀半ば、カトリック教会の本拠地として建設されたローマ教皇が統治する教皇領から始まるといえます。教皇領は成立後、フランスなどカトリック国の保護下で(時には対立しながらも)発展。中世から近代にかけイタリア中部広域に勢力を持っていましたが、19世紀半ばにイタリア統一戦争が始まるとイタリア王国軍が教皇領の大部分を占領してしまいます。以後ローマ教皇とイタリア政府との間に50年近い断絶が生じるも、20世紀になってようやくラテラン(ラテラノ)協定で和解し、バチカンを領土とする主権国家として独立して現在に至る・・・というのがこの国の歴史のおおまかな流れです。ここではそんなバチカンの歴史的歩みをもっと詳しく年表形式で振り返ってみましょう。

 

バチカンの歴史年表

326年 最初の教会堂の建設
476年 西ローマ帝国の滅亡
752年 教皇領の成立
774年 ランゴバルド王国の滅亡
800年 カールの戴冠
962年 神聖ローマ帝国の成立
1054年 東西教会の分裂
1077年 カノッサの屈辱
1122年 ヴォルムス協約
1303年 アナーニ事件
1309年 アヴィニョン捕囚
1377年 ローマ教皇の帰還
1378年 教会大分裂(〜1417年)
1475年 バチカン図書館の設立
1506年 サンピエトロ大聖堂着工
1589年 バチカン宮殿の着工
1626年 サンピエトロ大聖堂竣工
1789年 フランス革命
1796年 チザルピーナ共和国に併合
1798年 ローマ共和国の成立
1808年 教皇領全土がフランス領に併合
1814年 ウィーン会議で教皇領が復活
1861年 イタリア王国の成立
1870年 教皇「バチカンの囚人」を宣言
1871年 教皇領の消滅
1929年 ラテラノ条約/バチカン市国の成立
1933年 ライヒスコンコルダート
1942年 日本との国交樹立
1962年 第2バチカン公会議
1982年イギリスとの国交回復
1984年 世界遺産(文化遺産)に登録
2001年 教皇のギリシャ訪問
2019年 教皇フランシスコの来日