ペルシア戦争の戦勝国はギリシア、正確にはギリシアポリスの連合です。当時のギリシアは今のようにまとまった国ではありませんでしたが、ペルシアによるギリシア征服という共通の危機をうけて同盟を組んでいました。
そして前480年サラミスの海戦の勝利でクセルクセス1世の戦意をくじき、前479年プラタイアの戦いおよびミュカレの戦いにおける勝利で、ギリシア本土からペルシア勢力を一掃、ギリシア側の勝利が決定的なものとなりました。
ペルシア戦争の趨勢を決定づけたサラミスの海戦のアテナイ指揮官テミストクレス。
とりわけ勝利に貢献したのはアテナイとスパルタであり、戦後は戦勝を背景に力をつけた両国による権力闘争が激化していくことになります。その結果勃発したのが古代ギリシア史上最大の内戦といえるペロポネソス戦争なのです。
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