チャップリンとは何をした人?〜喜劇王〜

 

チャップリンの基本情報

 

本名:サー・チャールズ・スペンサー・チャップリン
別名:「喜劇王」
誕生:1889年イギリス
死没:1977年スイス
功績:映画業界への計り知れない貢献で第44回アカデミー賞名誉賞受賞

 

チャップリン(1889年 - 1977年)はイギリスの監督および俳優です。自ら監督・脚本した喜劇映画に数多く出演し、山高帽、ちょび髭、ステッキ、だぶだぶズボン、どた靴というユニークな恰好で、鋭い社会風刺を行うという、画期的なスタイルが大衆に受け、一躍世界の人気者になりました。ヒトラーのナチズムを批判した『独裁者』はあまりにも有名です。そんなチャップリンは客寄芸人の子としてロンドンに生まれ、貧しい子供時代を過ごしました。やがて劇団に参加し巡業を行うようになり、巡業先のアメリカで多くの喜劇映画に出演する中、1914年に前述のファッションスタイルを考案したといいます。

 

チャップリンの作風

チャップリンに最初に影響を与えたのは母のアンナで、幼少期に母が通行人の真似をして自分を楽しませてくれた経験から、身振り手振りで感情を表現したり、それで人を笑顔にする楽しみを覚えたといいます。

 

小さな放浪者

次にフレッド・カーノー劇団で俳優としてキャリアを積む中で、体を張ったドタバタにペーソスを融合させたような芸風を生み出しました。その後山高帽にドタ靴、ちょび髭にステッキという個性的なキャラクター「小さな放浪者」を作り上げ、世界中で人気を博すようになるのです。

 

痛烈な政治風刺

彼の手掛ける多くの作品は喜劇映画ですが、戦争や独裁者へ批判を込めた政治的な風刺が取り入れられています。彼は卓越した人間観察力を持ち、貧しい大衆に寄り添った鋭い風刺表現や思想性を全面に押し出した作風は、保守的な層から反発も強く、1952年には非米活動委員会から再入国を拒否されています。

 

チャップリンは「完璧以外に正しいものはない」を信念にするほどの完璧主義で、満足いくシーンが撮れるまで何度も取り直していたといいます。撮影までに数万フィートにもおよぶ長大なフィルムを使用しました。