ポーランドのエネルギー事情と政策方針

ポーランドのエネルギー事情や政策について情報をまとめています。

 

 

 

ポーランドのエネルギー資源

石炭

ポーランドの国土は鉱物資源が豊富で、シュレンジエン※を中心に、地下には大量の石炭が埋蔵されています。その生産量は世界第8位であり、ヨーロッパでも屈指の石炭輸出国となっています。このような背景があるため、ポーランドのエネルギー源は石炭に大きく依存している状況です。

 

※シュレンジエン(シレジアとも)はその豊富な地下資源から、歴史上常に紛争の中心となってきました。もともとドイツ領でしたが、第一次世界大戦の講和条約「ベルサイユ条約」の結果ポーランドに割譲され、ポーランド重工業の中心となっていきました。

 

天然ガス

ポーランドは天然ガスも豊富で、国全体で自国消費の3分の2をまかなっています。採掘量は少量ですが、南東部では天然ガス田の開発も進んでいます。

 

石炭ガス

近年は、石炭を高温乾留することで得られる燃料「石炭のガス」の開発・研究にも前向きです。

 

シェールガス

ポーランドでは莫大なシェールガスが埋蔵されていることがわかっています。なんとポーランドにおける国内消費を300年賄える規模だそうです。