ファシズムと全体主義の違いとは?

ファシズムと全体主義の違いは何ですか?

全体主義というのは個人は全体のために行動すべしとする考え方です。

 

ヨーロッパにおいては、現在全体主義というと「国に従属すべし」という国家主義とイコールになることが多いですが、国家という概念が生まれる前は「ローマ教会に従属すべし」という教皇至上主義でした。中世ヨーロッパというのはローマ教会が全盛を誇った時代なのでで、宗教的全体主義が蔓延していたのですね。

 

それに対してファシズムというのは、全体主義の一形態であり、国民国家が普通になった20世紀以降に台頭した国家主義思想のことです。国民が潤うには国家に権力や富が集中する必要があると考え、一国一党独裁を大前提としています。

 

そのためファシズム政権下では国民の上位に国が置かれ、国民は国のために存在しているということになります。第一次大戦後〜第二次世界大戦に台頭したファシスト党やナチスはファシズム政党の筆頭になります。