スウェーデン軍の装備や強さ|中立からNATO加盟へ…北欧の実力派

スウェーデン軍の装備や強さ

スウェーデン軍の装備や強さは、自国開発の先進兵器と防衛志向の戦略にある。 グリペン戦闘機や潜水艦など独自技術を活かした装備が特徴だ。 本ページでは、スウェーデンの軍事や安全保障、技術力などを理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

スウェーデン軍とは

スウェーデン軍の紋章


スウェーデン王国は、陸軍・海軍・空軍の主体三軍と郷土防衛隊で構成されるスウェーデン国防軍を有しており、これらは国防省の管轄です。国防のため十分な武装をしつつも、非同盟中立の立場をとる国なので、2022年9月現在NATOには加盟していません。


スウェーデンは近世まで北方の軍事大国として高い国際的地位を保持し、16世紀末から17世紀半ばにかけて戦争で領土を広げ続け、北欧に「バルト帝国」と称されるほどの勢力圏を築いていたのです。


スウェーデンの軍事史

  • 1397年 カルマル同盟で事実上デンマークの支配下に
  • 1523年 独立
  • 1521年 スウェーデン軍の創設
  • 1558年 リヴォニア戦争でエストニアを獲得
  • 1643年 トルステンソン戦争でゴットランドを獲得し、バルト海の覇権を確立。
  • 1648年 三十年戦争の講和条約「ヴェストファーレン条約」でドイツの一部を得る。
  • 1700年 大北方戦争でロシアに敗れ、バルト海の覇権を奪われる。
  • 1791年 フランス革命を受け反革命十字軍の結成を呼びかける。
  • 1815年 ナポレオン戦争の終結。以後スウェーデンは武装中立を維持するように。
  • 1914年 第一次世界大戦が勃発するも中立を維持(~18年)
  • 1939年 第二次世界大戦が勃発するも中立を維持(~45年)
  • 2010年 兵役の義務の廃止