啓蒙思想の考え方

啓蒙思想とは18世紀以降ヨーロッパで広まった合理主義的な考え方のことです。「合理主義的」とは「科学的」とも言い換えることができます。

つまり啓蒙思想とは、中世では当たり前だった「神のおかげ」とか「悪魔の仕業」のように超自然的な視点で物事を解釈するのではなく、科学的な根拠に則り、論理的に解釈するようにしようとする姿勢のことですね。

こういった合理主義的思想（＝啓蒙思想）が広まった理由としては、16世紀から17世紀にかけて

• ルネサンスや宗教改革による教会の権威低下。
• 「科学革命」と呼ばれるほどの科学分野での革新（ニュートン、ガリレオ・ガリレイなどが牽引）

などの社会変革が、神中心の世界観に大きな打撃を与え、人々が人間中心に、理性的に物事をみるようになったことが背景にあります。