程度の差はあれ、ブルボン家の近親者には精神疾患を患う者が多く、遺伝性疾患であったと考えられています。
精神疾患を持つジャンヌ・ド・ブルボンが、婚姻政策によりフランス王シャルル5世に嫁いだことで、ジャンヌの子シャルル6世をはじめ、ヴァロワ家にも疾患が遺伝していきました。
シャルル6世は20歳に即位しますが、精神障害によりほとんどの期間、家臣が執政を行っていたといわれています。
精神に異常をきたしていたことから「狂気王」の通り名で知られるシャルル6世(在位1380 - 1422年)
1393年には自分の名前も、自分が国王という認識すらできなくなり、宮廷内で執政の主導権をめぐり抗争が巻き起こるなど、ブルボン家の遺伝はフランス史に少なくない影響を与えています。
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